大学連携・学生受入

学生からの声 - 夏期休暇実習生 -

電磁波と音響波を使ったプラント検査技術等に関する学習
(敦賀連携推進センター 計画管理室)



髙木 美雄さん(福井大学 工学部 電気・電子工学科)
山下 隼弥さん(福井大学 工学部 電気・電子工学科)


髙木 美雄さん

福井大学 工学部 電気・電子工学科

◇志望理由と実習内容について

私が所属している大学の研究室では、レーザーを扱っているので、その知識を広げるために参加しました。実習内容では、超音波を利用して水中にある物体を画像化(可視化)したり、物体中の目に見えない傷を探索したり、と超音波の便利さや機能性を学ぶことができました。また、フェムト秒レーザーの集光点を空中で見たり、焦点距離を動かし紙やガラスに集光させ、削ることで適切な集光距離を求めたりしました。また、フェムト秒レーザーを扱うに当たってレーザーの危険性や安全に扱う技術について学びました。

◇困難に直面した時にどう対応したか

ナノ秒レーザーの箱を取り外し、中身を見てどのような経路でレーザーが出ているかを考える時、最初は、なぜ、ここにこの部品があるのかなど、分からないことが多々あって困りました。しかし、分からないことをグループの皆で話し合うことによりお互いの意見からヒントを得て、自分なりの考えを確立することができました。答えは多少違う点もありましたが、話し合った点についてはほぼ当たっていたので、とても良かったと思いました。

◇思い出に残ったこと

個人的には、超音波を利用して水中の物質を可視化させる実習が大変面白く、楽しかったです。普段、研究室で実験することがないので、実験をできてとても楽しかったです。実験では、超音波センサとオシロスコープを用いて水中の物体を画像化させましたが、普段は自動的に機械が行っているということで、人がやるのは大変難しいと感じました。また、それと同時に、少しずつ物体の形が分かっていく楽しさも感じました。全ての実習に対して興味を持って取り組むことができました。

◇特にお伝えしたいことがあれば御自由にどうぞ

実習全体を通して、分からないことを質問することは大切だと思いました。来年参加される方にも、是非そうしていただきたいです。また、何でも疑問に思う姿勢が大切だと思います。





山下 隼弥さん

福井大学 工学部 電気・電子工学科

◇志望理由と実習内容について

現在、私の研究室では主に先輩たちが実験を行っているため、その手伝いをすることがほとんどで、実験器具をほとんど触ったことがありませんでした。今回、この実習で実際に器具に触れ、結果を出すことで、シミュレーションとはまた違った感覚を得ることができたると思い、志望しました

◇困難に直面した時にどう対応したか

4日目に行った「レーザー励起超音波の測定及び特性評価実習」の実験で得られた信号を班の全員が分析しました。その際、どの信号が横波又は縦波であるか、その信号がどのような現象を表しているかについて話し合いました。信号がある間隔で現れている、また、その信号が弱くなっていることから、レーザー照射対象物と検出器の間で反射往復しているものだと分かりましたが、前述したようなどれが横波か縦波か、ということは分かりませんでした。それは、計算から、おおよその到達時間などを予想できるはずでしたが、その計算値は、実際の測定値とは全く違ったものでした。そのため、班の全員がどのように判断すれば良いか、分かりませんでした。そこで、ほかの班の方々と結果を比べて話し合い、問題解決に取り組みました。

◇思い出に残ったこと

私の実験室にもYAGレーザーがあり、その内部構造や原理が気になっていたため、ナノ秒パルスレーザーの内部を見ることはとても印象的でした。どのような部品が使われ、どのような役割や効果を持っているかを知り、良くできているな、と感心しました。



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